バレンティンおめでとう

 ヤクルトのバレちゃんが、ついに世界の王さんの記録を塗り替えた。
 
 今シーズンは前半”飛ぶボール”のことが話題になったが、この効果があったからかどうか、いずれにしても1シーズンで56本のホームラン、見事だと偉業を称えたい。
 
 新記録の塗り替えが近づくと、敬遠やら厭なコースをしつこく突いてくる投手に対して、ひるむことなく果敢にバットを振りぬく。
 
 残り試合の数から新記録は、ピッチャーがどのように攻め方を工夫しても楽に達成できるだろうと思っていた。
 
 王さんは自分の記録が抜かれても、なんとも思っていないだろう。
 
 王さんが活躍したころの、試合数、ボールの性質,投手のテクニックや威力など、同列で比較できない要素は多々ある。
 
 あの昭和の時代の日本人の体力なども勘案すれば、これからも王さんの記録は、燦然と輝き続けることは間違いない。
 
 バレちゃんに対しては、日本のプロ野球は姑息な手段を使って欲しくはなかった。
 それが、今日の新記録で実証されたのではないか。
 
 4000安打以降のイチローは、その点、気の毒である。
 
 この凄い選手が、試合に出られぬ日も多く、打順を8番に下げられたり、監督がイチローヤンキースと結んだ契約を順守しなかったりと、いろんな噂が耳に入ってくる。
 
 安打数で記録を持っているピート・ローズなども、日米通産ではメジャーでの記録ではないから、イチロー記録を認めないという。
 
 しかし、誰が何と言おうが多くのファンは、イチローピート・ローズ氏より優れた野球選手であることを認めている。
 彼が懸命にイチローの偉業を認めようとしないのは、彼の人格を下げるだけということが分からないのだろうか。
 所詮、野球とばくなどで、永久追放処分を受けるだけの人物だと思いたくなる。
 
 それはそれとして、バレちゃん、よくやった。
 
 おめでとう!