祝、イプシロン打ち上げ

 8月22日の午後1時45分、私は固唾を飲んでイプシロンロケットの打ち上げを見守った。
 
 現地へ出かけたわけではないので、TVで見ていたわけだが、時間が来ても発射とはならず、打ち上げ延期が発表された時の残念な気分は、まだ、記憶に残っている。
 
 日本の技術陣が挑んだ、低コスト、打ち上げやその後にかかわるロケットの制御などを、コンピューターで行うという世界初づくしの打ち上げであった。
 
 延期が発表された瞬間、現地は当然のこと、日本中が大きなため息で包まれたことだったろう。
 
 でも、今回は領海侵入の恐れのある舟が居たとかで、15分遅れではあったが、見事に打ち上げは成功したようだ。
 
 今更ながら、日本のロケット技術の素晴らしさを再確認できた日となった。
 
 資源の少ない我が国で、誇れるのは人材資源と技術。
 
 このまま、さらに研鑽を重ねて、世界のロケットの打ち上げのリーダーとなって行ってほしいものだ。