もう1つの甲子園

 暑さの記録をどんどん塗り替えている今年の夏。
 
 関西地方では、夏の高校野球の試合がヒートアップして、さらに暑い夏を演出している。
 
 この熱戦の影に隠れてTVなどでは報道されない、中学生たちの戦いが横浜スタジアムで繰り広げられた。
 
 全国少年軟式野球大会だ。
 
 全国9000のクラブチームの頂点を目指して、各地方の予選、ブロック大会を勝ち抜いた16チームが、夢の横浜スタジアムに集う。
 
 大会は12日から始まり、昨日決勝戦が行われて幕を閉じた。
 
 この試合で、なんと、私の地元チームが見事優勝を果たしたのだ。
 
 しかも、私の関係者が3人ほどチームの一員としてがんばった。
 
 今年は30回の記念大会で、関係者の思い入れは特に暑かったようだ。
 
 日本人として前人未到の4000本安打を目の前にしているイチロー選手もこの大会で活躍している、野球少年にとっては夢の大会だ。
 
 私の町はほんの小さな田舎町。
 
 子どもたちはビッグな栄冠を勝ち取って、今日か明日には地元に凱旋するのだろう。
 
 子どもたちへ会ったとき、どんな言葉、どんな態度で声をかけようかなあ。