男池湧水群
このところ身近なところにあるパワースポットが気になって、油布市庄内町の名水百選「男池湧水群」を訪ねた。
ふもとの町は最高気温が30度を超す暑さであったが、男池湧水地の原生林に立ちいると体中がヒンヤリ感に包まれた。
遊歩道そばの温度計は23度を示している。
木立を縫って伝わる風は、サラサラとして気持ちがよい。
水の湧き出るところに近づくと、涼しさを求めて10数人に人々が備え付けのひしゃくで湧水を救って飲んでいる。
水温は冷たくて13~14度といったところか。
この湧水地を含む森全体がパワースポットなのだが、鬱蒼とした古木に囲まれた森に入ると理屈抜きに心を洗われる気分になってくる。
湧水地から少し進むと、大きなケヤキのところにたどり着いた。
樹齢は1000年以上と云う人もいるらしいが、少なくとも6~700年は経っている古木だ。
幹回りは7~8メートルはあるだろう。
この木の下もパワースポットに違いない。
大きな岩を抱くように、直径が50センチを超えるような根っこが何本も伸びている。
この大木の下にたたずむだけでも、人間ではなしえないパワーをもらった感じがしてくる。
森の中央にはあふれだした湧水がつくる川がサラサラと音を立てて流れ、木々の梢からはカッコウやフクロウなど野鳥の声聞こえてくる。
しばらく居て、たくさんのパワーをいただいた気分になり森を後いした。