いつまで懺悔はつづくのだろう



 世界には190以上の独立国があるのだが、国際紛争は絶えない。

 人間の本能として際限の無い欲望がある限りこの問題は解決不可能だと思う。
 自称・他称を含めて識者と言われる人たちは、こうあれば恒久的な平和はおとずれると、もっともらしい意見を口にする。そして、この連中の決まり文句は憲法を改正すれば日本はまたもと来た道を引き返す。2度と戦争をしてはならない。と、8月15日が訪れるたびに同じ文句を繰り返す。
 そのくせ、こんなことを口にする御仁から、もし他国に日本が攻められたらどうするのか。という私の素朴な疑問に答えてくれた人にはただの一人も出合わない。

 私は8月15日が来るたびにとても気が重くなる。
と、いうのも「平和」に関する限り理性ある意見が通じない。そんな雰囲気で日本中が覆われるからだ。

 私が独立国で有る限り、それなりの国防の固めが必要だ。と、意見を言おうものならすぐに感情的な反論が返ってくる。

 我々の子孫が平和に暮らすために、国力に見合った防衛力を備えていくのは、我々の責務ではないかというと、それに対する説得力のある意見は返ってこない。

 すぐに話題がすりかえられ、日本がこれまでどんなにひどいことをしてきたか。近隣諸国へどんな迷惑をかけてきたか。あなたは反省が足りない。と、トンチンカンな意見をぶっつけてくる。

 戦後70余年、日本は大戦の反省もしながら、国際平和に貢献してきた。
今、自国を守るためにどうすべきか。憲法は今のままで良いのか。自衛隊の置かれた憲法上の位置は現状のままで良いのか。

 戦後、中国や韓国、国内の反日勢力による、捏造された歴史を我々の子孫に押し付けたままで良いのか。青少年に自分の国の誇らしい歴史、素晴らしい業績を残した人物などを取り上げた教育を行って欲しいものだ。
 明日を目前にして、いろんなわり切れない疑問は頭をよぎる。