アメリカ一遍当を考え直せ





 北朝鮮は国連安全保障理事会で制裁決議された弾道ミサイルの発射を次々に行っている。

 関係する国々やマスコミは、弾道ミサイルだと分かっているのに”飛翔体”だと言って誤魔化すことに猛烈な嫌悪感を覚える。

 先ずアメリカはなぜ、はっきりと弾道ミサイルだと言わないのか。
国連安保決議では、飛行距離の長短に関わらず弾道技術を駆使して飛翔物を飛ばせば違反であると決議したはずだ。

 トランプ氏は「飛行距離が短いものだから実害はほとんど無い。制裁する必要はない」などと発言しているとか。

 2回目の飛行距離は250きろ~420キロくらいであったと、マスコミは報道している。
 アメリカ本土及びグアムや沖縄の基地までは飛ばなくても、日本にとっての脅威は変わらない。

 トランプ氏はここでも”アメリカ・フアースト”を叫びたいのか。
日米同盟がそのようないい加減なものであれば、日本だけの強固な防衛体制を早急に考えねばならないのではないか。例えば専守防衛に縛られず、敵基地を先に叩く手はずを整えるなどである。

 安倍首相は条件をつけずに、北との首脳会談を行おうと呼びかけているが、一方的な日本が受ける脅威をそのままにして外交を行うと言うのは、自殺行為ではないのか。

 専門家の間では、今回の飛翔体は新型のもので弾道の軌道や高さに特徴があり、パック3などでは撃ち落とせないかもしれないと言うではないか。わが国を狙うノドンミサイルにこの技術が応用されれば、新たな脅威が増すことになる。

 アメリカとの軍事同盟だけを頼りにしていては国民の生命は守れない。
今こそ、国を上げて国家の防衛体制を見直す必要があるのではいないか。