高校生の球数制限、ぜひやるべきだと思う



 高校野球の本来の目標が昭和の途中から平成にかけて、どんどん失われていった気がする。
 今ではその結果がビジネスに利用され、選手も指導者もさらにそのチームが属する学校までもが、ビジネスの一環として勝利至上主義に陥っているのではないか。

 昨夜のニュースでは、元プロ野球の投手であった小宮山氏や女子ソフトボールの監督だった宇津木氏なども出席してこの問題を討議したと報じられていた。

 肉体の成長過程が終わっていない高校生の身体が17~18歳くらいで酷使され、プロに進んで故障の原因になる。田中やダルビッシュ、大谷と同じような呼称が起こることに指導者は何も疑問をもっていないのか。

 プロなら勝つことは第一の目標だろうが、高校生のスポーツは勝利以外の目的があるはずだ。
 高野連、主催の朝日や毎日などの言い分は素晴らしくて文句のつけようが無いのだが、現実は大きく乖離している。

 チームの人数が足りない小さな集団の場合、よそからの応援を頼むとかして切り抜けるべきだ。一人の投手に150球、200球を投げさせる異常な状態を継続して選手生命をダメにすることは何としても止めて欲しいと思う。

 勝利至上主義は、プロに入ってからのことにすれば高校野球はもう少し魅力を取り戻すのではないか。