東アジアは世界の火薬庫となる


 今日は朝から多忙な時間が重なり、夕方ようやく帰宅できた。
スマホを持たない私は、家を離れるとどうしようもない情報弱者となる。

 帰宅して夕方のニュースを聞く。
その中で、二つのニュースが気になった。

 一つは北朝鮮の金ジョンウン氏が、2回目の米中会談を終えて、近いうちに談話を発表すると言うことだ。

 アメリカ向けの牽制か、アメリカとの会談は無意味と感じたことからの反発ではないか。などの憶測も取りざたされている。また、核開発やミサイルの発射実験を再開することで、国際社会からの制裁緩和の声が上がることを狙おうと言うことか。

 今後国連の制裁決議を無視して、中国やロシアの協力を取り付け瀬取りなどが頻繁に行われるかもしれない。

 その中国だが、習近平指導部は経済成長の伸びは鈍化しているが、覇権主義は引っ込めようとはしない。

 その一環として、台湾に一国2制度を迫っている。
韓国の左傾化。ロシア、中国のアメリカを主導とする民主主義陣営の破壊。などから考えると、日本の置かれた国際的立場は厳しいものになりそうだ。

 東アジアのきな臭さは、東南アジアから中央アジアまで広がりを見せるだろう。

 中国は朝鮮半島はもちろん、アジアの各地域の赤化を目論んだ上で、影響を及ぼす国々を従えて、中国がその宗主国として君臨しようという野望が見え見えだと考えられる。

 これがもう一つの気になった懸念材料である。
台湾は蔡英文総統のもとで、はっきりと中国の一国2制度を否定している。

 中国が野望を遂げようとすれば、台湾への武力侵略と言うことになるのか。
今のところアメリカがその前に大きく立ちはだかり、そう易々とは武力での侵略はできないと思うが、中国のことだ簡単にあきらめたりはしないだろう。

 当然日本へも大きな影響が出る。
日本が自由民主主義を大切にして将来へ備えようとすれば、台湾との友好関係をさらに強く推し進める必要が出てくる。

 為政者はその時の中国との関係、自由陣営での協力体制をいかにして固めるのかなど、積極的に国民へ訴えていく努力が必要ではないのか。

 その上で憲法改正の必要性も訴えていくべきだろう。
国会では憲法や外交に関する論戦をどんどん行い、現在の国際情勢と日本の将来について国民に知らしめて行くことを実行してほしい。