大坂なおみ選手が日本人として登録する理由・・日刊スポーツ紙より


 昨夜は眠たい目をこすりながら全豪オープンのテニスの試合に釘付け。めでたく大坂なおみ選手は激戦をものともせず優勝。
 私は喜びをかみしめながら就寝タイムへ。

 今朝は大坂なおみ選手が、日本人としての登録する理由としてヤフーニュースが、日刊スポーツの記事を取り上げている。

 大坂選手は北海道出身の母・環さんとハイチ出身の父・フランソワ氏との間に生まれた。誕生の地は大阪市であるが3歳のときアメリカへわたり以後そこで育ったという。

 そのため日本語はあまり話せず、会話は英語の方が得意だ。

 幼いころからテニスを始め米国テニス協会のジュニア大会に出場するも目立った活躍はできなかったらしい。
 大坂一家は米国協会に支援を申し込んだが、相手にされず無視され続けたと言う。
 
 そんな中で2013年、東レ・パンパシフィック大会で日本テニス協会女子代表コーチの吉川真司氏の目に留まる。

 吉川氏は日本登録していた選手をくまなくチェック、予選で1回戦で敗れはしたが15歳で出場していた大坂選手のたぐいまれなる才能に目が留まったのだ。

 当時女子代表監督の村上武資氏、植田実強化本部長に大坂の存在を報告。
それ以後、日本に来た時は味の素NTCで練習できるように取り計らう。そんなこともあり大坂なおみ選手は、少しずつ力をつけて行った。

 2016年全豪の予選を勝ち上がり本線3回戦まで進むと、米国テニス協会の強烈なアプローチがはじまったという。

 だが、父・フランソワ氏はこれまでの日本への恩義を重視して、アメリカのアプローチを断って今が有ると言う。

 大坂選手の才能、努力、実力などがあればこその全豪優勝だが、誰の眼にもとまらない時期からその才能を見出した吉川氏、や村上、植田の両氏の決断。
 日本の温かな支援に恩義を感じて筋を通したフランソワ氏の想いなど、いろいろな要素が絡み合い、今回の優勝と言う快挙につながったのだと思う。

 スポーツが苦手な私だが、大坂選手の栄光の陰にこんな話があることを、日刊スポーツの記事で知ることができた。
 その記事からほとんどを引用させていただいたのだが、早い段階から才能を見抜く。温かい支援を続ける環境をつくる。このような事情があったことを多くの皆さんへ御披露したいとこんな文章をしたためてみました。」