この寒さの中、若者の元気に頭が下がる


 今日から25日まで、私の街は秋の祭りで賑やかさで賑わっている。

 昼間は所用で出かけていたのだが、帰宅すると冷たい北風の出迎えを受け、身体が縮み上がった。

 昨年、紹介したと思うけど、我が町の秋の祭りは下宮へ神輿がご神行の時、市の中央を流れる川を渡る。潮加減に合わせ適当に満ちてきた川口近くを若者が神輿を担いで冷たい川に入るのだが、観ている私たちも寒さで体が硬直する。

 川の中央に設置された大きなたいまつに火やが放たれ、点火と同時に和太鼓の音が鳴り響き川の中で神輿がわたるこの時、祭りはクライマックスになる。

 昨年は4歳くらいの小さな女の子がふるえながら太鼓を叩いていたのが、印象に残っているのだが、今年は昨年より寒い。

 大きなたいまつに照らされたッ神輿は、威勢の良い掛け声で順調に河野中を進むのだが、若者の掛け声は勇ましいのだが、観ている私たちが寒くなる。

 何だか、祭りを盛り上げる若者やその関係者の皆さんが気の毒になってくる。

 年取りは風邪をひかぬようにと、途中で引き揚げたのだが後ろで鳴り響く太鼓の音と、神輿の担ぎ手の掛け声が後ろ髪を引っ張るような今夜の祭り見物となった。

 どうか、陸へ上がって温かいお風呂で体を温めて欲しい。皆さん、25日のお上りの日も担がねばならないので、どうか、風邪をひいたりせぬようにと神様に祈りたくなった。