日本も原子力潜水艦を持つべきだ!


 今日のニュースでは、海上自衛隊が17日、潜水艦「くろしお」がヘリコプター搭載型護衛艦「かが」など3隻と南シナ海で訓練したと発表。
 
 このことに対し、伊藤俊幸元海将金沢工業大学教授)は、これは”戦略的情報発信”だと海自の行動を評価するコメントを発表していた。

 産経新聞によると、実任務に就く潜水艦が南シナ海で訓練するのは初めてだという。

 ここから産経ニュースの引用
 
 軍事拠点化を進める中国をけん制する狙いがある。

 潜水艦の行動は極秘とされ、くろしおは8月27日に海自呉基地を出港。同26日から10月30日までの予定で、南シナ海からインド洋にかけての海域で長期訓練中のかがなど3隻と合流し、9月13日に南シナ海で対潜水艦を想定した訓練などを実施した。

 中国は独自の境界線「九段線」を引いて南シナ海の大半の主権や権益を主張し、人工島を造成。滑走路やレーダー施設を建設しているが、今回の訓練は九段線の内側の公海上で行われたとみられる。


          引用終わり

 出力、潜水航続距離・時間、スピードなど原子力潜水艦の能力は普通の潜水艦に比べると、比較にならないほどだ。

 日本には、原潜を建造する能力があり、原潜を建造しても憲法上の制約は無い。
日本人は”原子力”という名前がつくと、神経質に反応するが中国の国際法を無視した傍若無人の振る舞いに対してのけん制と抑止力という点で、早急に検討する段階に入っているのではないか。

 潜水艦の使命は、敵に気づかれずに相手基地や重要拠点に近付き、隠密行動をとることだ。もちろん、潜水艦用のミサイルの発射も敵に対する威嚇は充分であるが、この点になると外野はうるさくなる。

 日本が原潜を建造、持つことで相当な抑止力になることは明らかである。
防衛予算の増額は必要だが、トランプが要求するようにGDP2%の防衛費を視野に入れれば、可能性は高くなる。

 中国が増長する原因は、世界の国々が中国の理不尽な行為に何も異議を唱えないことだ。トランプは経済面で貿易戦争を仕掛けているが、軍事面でもけん制していくことが横暴への制御になるのではないかと考えてしまう。