元々、大分県は有名な民謡の無いところ?

 8月、家内の老人施設での”お話”が迫ってきた。
今日は、午前中パソコンの調子が悪かったので、家内の宿題につき合ってあまり知られていない大分県の民謡について、文献を調べた。

 メジャーではないが、「ハゼとり歌」「タイ釣り歌」などと並んで、県南で歌い継がれてきた「宇目の歌げんか」という子守唄の民謡がある。
 県北に育った私は、小さいころ何かの拍子でこの歌を知り、歌詞に、えも言われぬ魅力を感じ、家内に一番に推薦した。歌って聞かせたところ家内も気にいり、それから節回しの練習が始まった。

 こんなときPCが自由に動くならすぐに検索できるのにと、歯がゆい思いをしながら、私の下手な歌で指導した。
 後で分かったのだが、今回のトラブルはブログのマイページが開けなかったことだけだったらしいので、検索は充分できたのにと、大いに悔しがった。

 ところで、その「宇目の歌げんか」の歌詞は
~♪あんこ つら見よ 目は猿まなこ~よい よい
   口はワニ口 閻魔顔 あ、よ~い、よ~い、よーい、よい。

 いらぬ 世話やく 他人の下道~よい よい
 やいち よければ 親がやく あ、よ~い、よ~い、よーい、よい。

 と、これが100番まで続くのだ。
昔、山奥の貧乏な家庭の子女は、幼いころから町の分限者のところへ子守りに出された。
 寂しさと悲しさを紛らわすために、子守りをしながら歌を歌って気分を紛らわす。
つまり、大分番”五木の子守唄”というところだ。

 私は五木の子守唄までは無理でも、何とかこの歌をメジャーに押し上げたいと思っている。

 懸南の歌を県北の者が、流行らせたいと思うのも変だが、哀愁を帯びた素敵な歌です。