アレサ・フランクリンの死去を悼む


 ソウルの女王と言われた米国の歌手「アレサ・フランクリン」さんが亡くなった。
グラミー賞を18回も受賞したアメリカを代表する女性歌手だ。76歳だったという。

 私はジャズのコンボ演奏が大好きだが、ボーカルにはあまり興味が無い。
ジャズ歌手でも、エラ・フイッツジェラルド、サラ・ボーンなど一世を風靡した大物歌手の歌は随分ヒットしたが、ほとんど背を向けてきた。

 そんな中で、映画「ブルース・ブラザース」に出演したアレサ・フランクリンの圧巻の歌声は今も耳に焼きついている。

 「リスペクト」や「ナチュラル・ウーマン」などの大ヒット曲の歌声も素晴らしい。
女性歌手としては初めて”ロックの殿堂”入りをしたとき、この歌手なら当然だと多いに納得したものだ。

 牧師の父をもちそのもとで成長する中、幼いころからゴスペルを歌って過ごした下地が、往年の歌唱力に多大な影響を与えたのであろう。
 
 たしか、オバマ大統領の時だったか、アメリカ政府の文民に与える最高の勲章「大統領自由勲章」も受章したのではなかったろうか。

 また、凄い歌手が一人この世を去った。
大変さびしいことだが、静かにご冥福を祈りたい。  合掌。