刺された場所によっては、アシナガも恐ろしい


 今朝7時過ぎ、突然雨が強く降り始めた。
私は、外で濡らすと都合の良くないものを取り入れようと、裏の物干しのところから戸外に出て、物干しざおにかかっていた古い傘を取り、勢いよく開いた。

 その瞬間、額の横。左目のすぐ上に、バチっと痛みを感じた。
そばで数匹のアシナガ蜂が飛び回っている。

 傘の中をよく見ると、直径7センチほどのアシナガ蜂の巣がかさの内側にできていて、まだ、2匹の鉢が巣についたままだ。

 急いで濡らして悪いものを取り込んだあと、部屋に戻り虫さされの薬を探す。
ところが、最近ハチやムカデにはやられてないので、薬を切らしていたようだ。

 どこを探しても見つからない。
額から目にかけて、痛みが強くなる。
 眠っていた家内を起こし、薬を探すがダメだった。

 幸い、アシナガ蜂の毒性は、スズメバチほどではないので、痛みも我慢できないことはない。
 しばらく安静にしておけば、大丈夫だろうとそのまま他の用事を済ませた。

 だが、された場所が悪かったのだろう。頭痛に代わり額が熱っぽくなってきた。
夏の暑さは好きなのだが、虫たちとの共生は人間の私たちが気をつけていかなければと、思い知らされた。