暑さの中の雨、植物はよく育つ


 管理組合の総会があったので、昨日午後から飯田へ出かけていた。

 飯田高原は雨の多いところだ。

 年間の降水量が2500ミリを超えて、九重連山の伏流水となり美味しい水を供給してくれる。普通の水も美味いのだが、天然の炭酸水も美味い。

 ところが、雑草も野菜もこの豊富な水を与えられて、少し出かける時間に間が空くと、忽ち雑草の草はらが出現する。

 元々は、高原の涼風を身体に感じ、のんびりと過ごすために少しばかりの土地を手に入れたのだが、近年は出かけるたびに雑草との格闘が待つようになった。

 ときどき、家内に「ここに来るのは疲れを癒すはずだったのに、新しい疲労をしょいこんで帰らねばならない」と、愚痴をこぼすようになった。そんな私の気持ちは無視されて「帰ったら、キュウリが浅漬にできるくらいに大きくなっているねえ」

 私は「この前10センチくらいだったので、まだ、それは無理だよ」と本気で相手にしない。

 先ほど帰宅して、家内は早速家庭菜園へ。

 やがて、手に25センチほどのキュウリを2本持ってにこにこ顔で部屋へ入ってきた。「ほら、私が言ったとおりでしょう」とl得意そうな家内。

 私は、それをいい加減に受け流して、他のことを考えていた。
気温が高くなり、雨がたくさん降ると、植物の成長は想像以上に早い。しかし、適当な雨量の恩恵を受けるのは今の時期だけだ。

 毎年、7月の梅雨末期には、豪雨が襲い昨年の九州北部豪雨のような、災害をもたらす。
 今年くらいは、自然災害に見舞われないような梅雨であって欲しいなあ。