もう、ごね始めた北朝鮮
いずれにしても、したたかな国どうしの交渉だ。すんなりとはいかないだろう。
だが、仮に話し合いが何とか進んで、妥協案が採択されたとしたとき、次のステージが問題だ。
さらに、米朝会談もどうなるか解らないと、揺さぶりをかけて様子を見るつもりか。
中国も、北の核を認めることには、首を縦にはふらないのでは。
一応、中国の後ろ盾らしい確約を得たとしても、北の想うような結果にはならない。
さあ、あとは”ごねる”という、奥の手を使うしか方法は残っていない。
韓国の政府筋は、かなり混乱しているのではなかろうか。
ムン大統領は、一時は得意の絶頂にあったようだが、これからの成り行き次第では、またまた、北に騙される。これまで2度にわたり翻弄されてきた。そのたびに自国民に多大の代償を負担させた。それを、今度も繰り返すのか。
日本のメディアや反日の野党は、口を開けば「日本だけがカヤの外」と政府を非難してきたが、こんなことは初めから予想がついた。
もうしばらくの、静観が必要だろうが、日本としては、安易な妥協だけはして欲しくない。
そんな国際情勢の中で、わが国のメディアの姿勢はどうなっているのか。
北がブンゲリの核実験場の破壊、その取材に日本だけが外されたと騒ぎ、政府批判の材料にする。
北の日本を”カヤの外”へ置くことが、そんなに政府を批判するに値することか。
そこで、北朝鮮としては、わが国へ圧力をかける意味で、日本を孤立させようと躍起になっているのではないか。
だから、私は”カヤの外”でけっこうだと思う。
北が、なんら罪のない日本人を誘拐して、それを認めているのに返さない。こんな理不尽なことがあるか。
本来なら、大々的にキャンペーンを行い、北朝鮮の責任追及に動くべきだと思うが、いったい、どこのメディアなのかと怒りを覚える。