CWは疲れるう~!


28日(土)から飯田高原へ出かけていた。
 何処へ出かけても、人、人、人の波。以前の馬力があった頃は、それをものともせずに、賑やかなところを目指したものだが、寄る年なみには勝てず、いつも飯田高原を目指すようになった。

 ところが、最近は都会の喧騒を嫌い、静かな高原へとやってくる家族連れが増えたのか、高原もけっこう賑わい、日頃より車の数が圧倒的に多い。
 とくに、高原の心地よい風に魅了されたのか、バイクの人たちが、さっそうとエンジン音を響かせながら私たちの車の横を通り抜けて行く。

 郷では、厳しい冬を避けた人たちが、久しぶりに姿を見せ弾んだ声が響きわたる。
その合間を縫うように、遠慮がちなカッコウの声が届き、郷にも待ち焦がれた春の訪れを実感させてくれた。
 隣の人の家屋は、ことしもキツツキが訪れ、軒下に直径5センチ以上の穴をあけている。

 冬の間は無人の郷で、かなりの動物たちが我が物顔で、生きる喜びをかみしめたのだろう。いたるところに動物の置き土産が転がり、私たち人間との棲み分けが近年のサイクルになりつつあるようだ。

 人をあまり怖がらない、タヌキは夕方の灯ともしごろになると姿を現し、人様の食べ物をねだる(?)私が、食べ残したから揚げを数個投げてやると、美味しそうに食事を始める。
 タヌキは雑食で、ヨモギやタラの芽のテンプラも平らげてくれた。

 いつまでここへ通えるか分からないが、片道2時間余の道中さえ苦にならなければ、まだまだ、ここへ通いたい。

 GWは若い人々にとっては、大型の連休で日ごろのストレス解放など、多くが楽しめるのだが、私にとっては前半だけで充分だ。
 夕方家に帰り、荷物を片づけると、無性に我が家のよさが体中を包んだ。
あ~あ、年はとりたくないものだ…。