牙をむき始めた中国
というニュースが、今夜の産経ニュースで掲載された。
その内容は
中国人民解放軍シンクタンク、軍事科学院の何雷副院長(中国)は8日、中国が軍事拠点化を進める南シナ海について「中国の神聖な領土であり、武装し主権を示す必要がある」として、拠点化は正当だと訴えた。開催中の全国人民代表大会(全人代)に合わせて一部記者団の取材に応じた。
何氏は「南シナ海に沿岸防衛部隊を配置するのは主権の象徴だ」と強調し、米国などの干渉を許さない姿勢を示した。
中国の国防費拡大により、米国との軍拡競争が加速する懸念については「米国と戦争する考えは一切ない」と述べた(共同)
引用終わり
中国が南シナ海のスカボロー頌などの埋め立てを始め、周辺諸国やアメリカが気づいたころは、「軍事拠点ではない」と言い張り、あくまで平和目的だと虚言を吐いていた中国が、18兆円を超える軍事予算を決めて、ついに、世界へ向けて野望を正当化するための狼煙を上げた。
これは中国の常套手段で、準備ができるまではおとなしく、それが整うとむき出しの野望を隠そうとはしない。いや、開き直りと言ってよい。
「文句があるか」「文句がある奴はかかってこい」という暴力的な態度で、相手を恫喝する。
この手法で、そう遠くない将来には、尖閣諸島、沖縄などの近海及び島々を手中にしょうという野望が垣間見える。
日本の多くの人々は、平和ボケという重病にかかり、国土の防衛を真剣に考え行動しようとはしない。
今こそ、周辺諸国、アメリカ、オーストラリアや日本、そして、覇権国家の横暴に異議を唱える欧州各国などを巻き込み、中国包囲網を創り上げないと、世界は独裁国家中国の想いのままへと、暗黒の時代を迎えることになる恐れがあるのではないか。
日本の政治家、外務省などは将来のための布石を打つべく、今こそ大いに行動を始めるべきだ。