子は親の血を引くというが・・・

昨日の午後から、パソコンがダウンして、ど素人の私はどうにも出来ず、ひたすら業者が来てくれるのを待った。
 先ほど、ようやく来てくれて、立ち直ったのだが、パソコンの使えない生活の味気なさを思い知らされた。

 文明から取り残されないようにと、これからは少し操作の勉強も必要になりそうだ。
ところで、河野外相が怒っているという記事が、産経ニュースで掲載されている。
 この御仁は、あの河野洋平氏の息子ということで、私はどうしても色眼鏡を外さないで、この人の発言や行動に目を光らせていた。

 だが、どうやら、親父さんの反日の遺伝子は、あまり大きくは引き継いでいない様子が、このところの彼の外交姿勢から伝わってくる。
 もしやすろと、父親の汚名を払しょくして、日本のためになる政治家へと大化けするのかもしれない。
 今、早々と一部で、ポスト安倍がささやかれているのようだが、石破、野田、岸田など名前があがる人々には、私は期待していない。むしろ、宰相になっては国益という観点から、なって欲しくはない面々だ。

 河野太郎氏が、今の姿勢を継続して、国民、国益のためまい進すれば、次期総理の有力候補となるのかも知れない。
 前置きが長くなったが、産経のニュースでは

 河野太郎外相「次からメディア入れないように!」大使会議で怒りあらわに
という見出しで、以下のような記事が掲載されていた。
 河野太郎外相29日、外務省で開かれたアジア各国に駐在する日本の大使らを集めた会議がマスコミに公開されたことに怒りをあらわにした。

 河野氏は会議の冒頭、「本省の方針を伝達する大使会議にメディアが入っていたら、本省の方針を伝達できない」と強い口調で述べ「次からはこういう場ではメディアなしでやる」と非公開で行う方針を示した。
 同会議は毎年、マスコミに公開して行われており、河野氏の突然の怒りに出席者は戸惑いの表情を浮かべていた。
 
 河野氏は会議で、2022年の国連安全保障理事会非常任理事国を決める選挙に関し、日本に対する支持が増えるよう各国での働き掛けを強化することや、対北朝鮮安保理制裁決議をすべての国が完全に履行するため、必要な能力構築支援を実施していくことなどを訓示で述べた。

        (引用終わり)

 外務省としては、これまでの習慣から、何も考えずにこれまでの会議の形を踏襲することにして、マスコミを入れたのであろう。
 外務省の官僚、これまでの外務大臣などにも問題アリと思うが、話の内容によっては、この段階でマスコミに知られてはまずい、国家機密にあたるような事案がある場合は、河野氏の判断は妥当ではないのか。

 戦後の外務省は、アメリカの占領政策の影響を受け、国益よりは対外的にどうしたら諸外国と円滑な外交交渉ができるかと、役人の頭の中は、そのことで一杯なのではないか。
 そんな姿勢が改まらない外務省であれば、国民は必要としない組織だと言ってよい。
 外務の仕事には、機密は付き物だ。常に外国のスパイや諜報機関の目や耳が自分たちに向けられているという緊張感が必要ではないのか。

 危機感の欠如した外務省の官僚、その官僚たちに文句が言えなかったこれまでの外務大臣、外交機密まで知る権利を主張して探り出そうとするマスコミ。この現象も日米安保に守られて、長きにわたる平和ボケの後遺症と言えるのかも知れない。

 河野外相、どんどん大ナタを振って、外務省に緊張感を与えて欲しい。