栃ノ心関、優勝おめでとう

 幕内のジョージア出身力士、栃ノ心が見事に幕内最高優勝を手にした。
身体を生かした相撲で、とんとん拍子で幕内まで駆け上がったが、ケガのため幕下まで落ちたこともあった。
 
 遠く離れた西アジアジョージアという国から、日本へ相撲取りになるため訪れ、大怪我のため幕内からふんどし担ぎまで落ちる。
 さぞや落胆したことだろう。
しかし、けがを治し、幕下と十両で4場所連続優勝の離れ業を実現。見事に幕内に復帰した。
 
 今場所は、モンゴル勢のごたごたの後で、日馬富士が引退、白鳳が早々に戦線離脱で、どうなるのかと少し気になった。
 
 それを栃ノ心が、堂々と好成績で本場所を盛り上げた。
私は、相撲は見ていないが、優勝が決まった瞬間の栃ノ心の胸中はいかばかりであったろうと、胸が熱くなった。
 
 この力士は”モンゴル会”には当然入っていない。
ただ一人、祖国をあとにして、遠く離れた日本でどん底から這い上がり、優勝したことは称賛に値する。
 
 今夜はこれまでの苦労を吹き飛ばす美酒に酔っていることだろう。
お疲れ様でした。そして、もう一度おめでとう!