左翼運動の限界???

11月26日に東京千駄ヶ谷区民会館とかで、反天連の集会があったらしい。
反天連というのは、反天皇制運動連絡会とかいうのが、正式名称らしいのだが、名称からもどんな組織かすぐに想像がつく。
 
 最初は、民主主義の日本に天皇制は要らないとして、運動が始まったようだが、同調者が増えるに従い、反原発、反安保、反憲法改正と、いろんなことに”反”の字をつけ、初めの提唱者の思惑とは違った運動に変化していったようだ。
 
 門外漢の私がこの組織のあれこれについて、物申すと「お前は何も知らないで…」と文句が出ることだろう。
 しかし、今の憲法では真っ先に、象徴天皇のことに触れている。
つまり、憲法に明文化された天皇制についての否定ということになれば、これは何が何でも憲法の改正が必要となるのではないか。
 
 それが、現行憲法の改正には反対だという。訳が分からない。
 
 反原発にしても、原発の即時停止を求めているが、彼らは代替エネルギ―については、説得力ある提案はしない。しないというか、できないというのが本音だろう。
 再生可能性エネルギーで補填が出来るという者もいるが、風力も太陽光も安定エネルギーとしては、安心できない。国民の多くはそう思っている。
 
 その一方で、地球の温暖化に警鐘を鳴らす左翼の人もいる。化石燃料での発電には首を縦には振らない。
 世界で第3位のGDPを維持するためには、エネルギー問題は避けては通れない。
化石燃料はダメ、原発には反対、じゃあ、どうすれば良いのか。
 
 この人たちは、異議を唱えて反対するのは得意だが、こうしてはどうか、私はこう考えている、という提案の方では説得力を持った発言ができない。
 
 だから、いつになっても左翼の運動は広がりを見せることができないのだろう。
国会審議を聞いていても、共産党や立憲民主などのはつげんをきいておれば、また始まった。という印象で無駄な時間が延々と流れていくような気がしてならない。