2回楽しめる

 一昨日からの好天気。
朝の光をたっぷり浴びて、庭の木々を見回る。
先月末から咲き始めた金木犀、今月の初めには地面を黄色く染めるように咲き誇った花は散っていた。
 今朝近付くと、金木犀の木から独特の良い香りがしてくる。
近寄って眺めるとまた、たくさんの花をつけて2度目の開花が始まっていた。
香りを楽しみながら他の木々を見回る。
 
 山椒の木では、朝の気温が15度を下回るのに、アゲハ蝶の幼虫が2匹懸命に山椒の葉をついばんでいる。
 体調は5センチ程度。寒くなるこの時期にさなぎになるのはまだ数日はかかるのだろう。
 鳥など、他の天敵に襲われないように、成長してさなぎへと変化して欲しい。
 
 さらに玄関先で例年の開花を待つクンシ蘭の一鉢では、濃い緑の葉っぱに囲まれて花弁が背を伸ばそうと葉っぱを押し分けている。
春と勘違いしての、狂い咲きなのだろう。
それでも、近々きれいな花を咲かせて、私を楽しませてくれそうだ。
 
 裏の小さな畑では、30センチ以上に成長した長ナスが収穫を待つように7本もぶら下がっている。
 どうやら、今夜のメイン料理は秋ナスの焼き物になりそうだ。
 
 昨日飯田から持って帰ったブルーベリーの木を移植しょう。
数年前に寒冷地用として購入した木だが、どうやら寒冷地には適さない品種のようで、飯田の庭では成長も結実もしなかった。
 気温の違う我が家ではどうなるのだろう。すでに植えている別の2本は毎年たくさんの実がつく。
 さあ、今から場所を決めて移植作業に取り掛かろう。
隣の庭の”ホウの木”では、一度は姿を消したはずのつくつく法師ゼミが、最後の雄たけび(?)を挙げている。
 今年の10月は異常気象の影響で、私はまだ衣替えを行っていない。寒暖差がひどい毎日だ。風を惹かぬように気をつけよう。