やっと墓掃除に行けた

 毎年のお盆や彼岸の墓掃除がきつくなってきた。
世間では”墓仕舞”などと言って、先祖から受け継いできたお墓の管理の仕方を見直す風潮が取りざたされるようになった。
 
 日ごろ暮らす生活の拠点から遠いところにお墓がある場合、管理者が年齢を重ねるうち、毎年の行事が負担になってくる気持ちがよく判る。
 
 我が家も家から車で20分ほどの山の中にお墓が存在する。
先ほど、掃除を終えて帰宅したのだが、この暑い盛りに老齢の身体に鞭打っての墓掃除はたしかに堪える。
 
 遠く関東で暮らす子どもたちには、私がこの世からいなくなっった後には、不便なところにあるお墓の掃除や墓参りを託すつもりは無い。
 そんなわけで、我が家の墓地は私の代で管理不能となり、誰も近寄りもしない山中に取り残されたじょうたいになるのだろうか。