高校生たちを巻き込む大人たち。これでいいのか日本。
「産経ニュース」によると、安保関連法案に反対する高校生のグループ「T-nsSOWL」(ティーンズソウル)が21日夕、全国各地でデモ活動を行ったらしい。
主張の内容は、安保関連法案に反対する大学生グループ「シールズ」そっくりで、首相を呼び捨てにしたところも踏襲していた。(産経ニュースより引用)
私が危惧し不審に思うのは、この行進の先導車に山口二郎法政大教授などが乗っていて、盛んに高校生のグループを煽っているようすだ。
私はネットで流される映像しか見ていない。当然、現場には言ってないのだが、いつも高校生などの若者集団のデモ活動には、バックで煽る大人が居る。
この大人の連中は、分別もついていないような十代の若者を、自分たちの思想で染め上げて思うようにあやつる。
これは、60年、70年安保の時と同じ構図だ。
あのときの安保世代の若者は、現実を無視した行動のツケを引きずり、挫折感を抱いたまま大人になったものが、どんなに多かったことか。
活動から離脱できない連中は、各方面で仲間割れのリンチ殺人や外国へ出かけてテロを行ったりする犯罪に手を染めた。
年端もいかない少年たちへの大人の対応が、どれだけ罪作りな置き土産を残したことか。多くの大人はその反省と後悔のうちに過激な学生運動に呆れ、距離をおいた。そして、はしごを外された少年たちは、世の中に取り残された。
世の中の動き、政治の善し悪し、大人社会の在り方など高校生は時間をかけて学び取り、押し付けられたものではない自分の考えを身につけて、客観的な物事の見方を身に付ケて行くのが理想だ。
年端もいかぬ若者を、自分たちの思う方向へ扇動して一時的な催眠状態を創り上げて、時の政府打倒へ利用しようとする行為は許されてはならない。
この渋谷などのデモに参加している人々のうち、高校生はほんの一握りらしい。ほとんどは中高年のおじさん、おばさんでその後ろに控えているのが山口二郎しなどのようだ。
このような動きが活発になると、今年から実施される18歳以上の選挙も心配になってくる。