安倍総理を称えたい

アメリカの上下両議院で、日本人として初めての演説を安倍総理が行った。
 
47分にわたる総理の演説中、10回以上のスタンディングオベーションが送られ、日米の絆がさらに強まったことが確認できた。
 
 以下、時事通信の記事を引用させてもらい、これからの日米関係を考えてみたい。
 
時事通信によると、アメリカの上下両院での安倍総理の演説に対して、マイク本田議員みたいな極めて韓国寄りの議員は、失望したとか謝罪の文言が入って無かったとか、批判的な感想を述べていたようだが、この人たちは総理がどのような内容の演説をしても、最後は批判のコメントしか出せない輩である。
 
 それに比べ
バイデン副大統領(民主)は首相が「アジアの近隣諸国に共感を伝えたことが素晴らしかった」
 議長役のベイナー下院議長(共和)は
第2次大戦中に戦死した英雄に言及したことに、大変感謝している」
 スティーブ・コーエン下院議員(民主)は
「傑出した演説だ。第2次大戦がもたらした死の悲しみを認めたこと。女性(の活躍)に言及したことは適切だった」
 そのほかレーガン元大統領のスピーチライターだった、ダナ・ローラパッカー下院議員は
「Aプラスの演説だった」と称えた。(引用終わり)
 
 このように、多くの議員から称賛の言葉をいただけたのは、戦後70年にわたり日本が平和の道を歩みながら、世界の多くの国々へ手を差し伸べて今日の世界での地位を築いた証であると言える。
 
 おそらく、我が国の反日マスコミや共産党を筆頭に民主党や左派評論家の連中が、やれ、謝罪しなかったとか、歴史を歪めた演説であったとか、重箱の隅をほじくるような荒探しの上、総理の演説をこき下ろすのであろう。
 
良いものは良い。素晴らしいものは素直に、素晴らしいと称える度量を持ち合わせていれば、国民の支持を得られると思うのだが、さて、この連中はどう出るか。
 
 私個人はアメリカに対して、言いたいこと、訴えたいことが山ほどある。
しかし、世界の情勢を客観的に観たとき、覇権国家中国の脅威は増すばかりである。
 今の日本の事情では、日本だけで国の安全を担保することが不可能なことは、判り切ったことだ。
自由陣営、民主主義国家としてのパートナーという面から、アメリカという国を考えたとき、日本との絆を強固にしておく必要がある。
 
 
 民主党政権のとき、鳩山首相が日米間の信頼関係を、ズタズタにしてしまったことは記憶に新しい。
 
 ようやく本来の日米の関係が取り戻せたと、やれやれの思いだ。
当然したたかなアメリカとの付き合い方には、相当な覚悟がいるであろう。
懸案のTPPや日米ガイドラインの見直しも、日本としての主体性を損なうような交渉はして欲しくない。
 
 しかし、交渉の本気度は、その信頼関係こそが行く末を左右すると言ってよい。
 
外野は騒ぐであろうが、安倍首相はこのアメリカ訪問の成功をもとに、さらに国民、国家のために頑張っていただきたい。
 
 安倍総理、ご苦労さまでした。