ブラタモリ
タモリの視点が面白くて、時々、チャンネルを合わせていた。
タモリという人物については、つい、昔のことを思い出してしまう。
この人に初めて出会ったのは、昭和50年代の初めごろの城島高原という温泉地別府と湯布院の間に広がるリゾート施設だった。
出会ったといっても、毎夏、そこで行われる「城島ジャズイン」という音楽イベントに司会のお手伝いという形で登場する姿に出会ったということだ。
私は大のジャズファンで、城島高原で行われるジャズインを毎年楽しみにしていた。
そうそうたるジャズの名手が出演するこのイベントでは、交通のアクセスがけして良いとは言えない人里離れた高原に1万人以上のファンがおとずれた。
今、ドラマの主題歌などの作曲で活躍している「本田俊之」さんなども、若手の将来を嘱望されるタレントだった。
タモリ氏は、そのころ有名な「行田よしお」さんの司会の合間をヘルプしていたと記憶している。
ところが彼の軽妙な話術に、ジャズを聴きに来たファンは魅了され、このイベントの人気者になっていったようだ。
その後は、フジTVの「笑っていいとも」などに出演し始め、とんとん拍子でTV界の人気者になっていった。誰かの口癖(?)ではないが、「あれから40年・・・」タモリの姿をTV画面で見るたびに、時の移ろいを感じてしまう。