年度末
ここ数年、時の移ろいにものすごい早さを感じ始めた。
明日からの1年は、地区のお世話係となり、その引き継ぎにてんやわんやの一日だった。
朝から空はどんより曇り、気温はあまり上がらない。
私たちの地区は、お世話する係は一年ごとの持ち回りで、高齢者や体の不自由な方はお世話係から外れる。
12~3年もするとお世話係は一回りして再び自分に廻ってくる。
過疎が進むと地区の中から子どもの声が小さくなり、高齢者の数が否応なしに増える。
私たちのところは、かろうじてお世話できる人の数が二桁を維持しているので地区の行事などで深刻な問題は生じてはいない。
それでも市の人口は減り続けており、いつまで今の状態が維持できるか心配だ。
TVなどではどこそこの桜が満開になった。どこの公園は花見客でごった返していると報じているが、そんな世間の関心事とは無関係な一日があっという間に通りすぎて行く。
気がついてみれば、我が家の庭でもつつじやレンギョウの花芽が成長して、明日にでも開花しそうだ。
明日からの新年度は忙しい1年になりそう。
健康で人さまに迷惑をかけずに、新年度を迎えられそうな境遇に感謝だ。