2月はあっという間に
日数にすればふうつの月と2~3日しか違わないのに
2月のひと月が過ぎるのはとても早く感じられる。
昔は、ニッパチなどと言って、景気が良くない、人と物が動かないなどと
あまり良い感じで使われなかった。
しかし、現代人にとっては2月はけっこう忙しい月なのではないかと、
私は最近考え方を改めている。
年度替りの準備、自営業者にとっては税金の申告準備など日頃行ってない
事柄が予定に割り込んでくる。
子どもにとっては受験シーズンで、当事者も親も大変であろう。
なにやかやと、現代人の生活のサイクルが変化したところにも、2月が
早く過ぎ去る感じが起るのかもしれない。
昔はのんびりと初春の光を浴びながら、もうすぐ待ちに待った温かさが
戻ってくると、梅の花を愛でたり膨らんできた桜のつぼみに目を細めたりした
記憶が遠く過去のものとなってゆく。
もうすぐ水が温み、近所の小川や池ではサンショウウオやカエルが卵を生み、
イモリなどが元気に水面に顔を出すだろう。
春はすぐそこだ。