ホーランエンヤ

 今朝の気温は3.5度、冷たい季節風が吹く中、太陽が雲間から
姿を現す。
 
 今日は、海の安全と豊漁の祈願のための行事「ホーランエンヤ」が
行われた。
 
 河口付近にある琴平宮にお供物を供え、締め込み姿の若者たちが
宝来船を漕いで,上てにある若宮様へ桂川を上る。
 
 ホーランエンヤ、エンヤさのサッサと掛け声をあげながら、宝来船は
桂川の両岸を埋める大勢の見物客が見守る中を漕ぎ上っていく。
 
両岸からは、地元の商店や企業からのご祝儀、清めの酒がふるまわれ
冷たい北西季節風が裸の身体に突き刺さる中、それをものともせずに
川に飛び込み、ご祝儀を受け取りに泳いでゆく。
 
 若者が水に飛び込むたびに、観衆から拍手と歓声があがる。
 
1時間ばかりで船は、若宮様のある上てに到着。
そこで、餅まきを済ませ、お宮に祈願して行事は終了。
 
 今日は、風は冷たかったが好天気に恵まれ、大勢の観光客も
満足した表情で散会していった。
 
 私の町は、この行事が終わると正月が終わり、いつもの日常に戻る。
 
 今年が良い年になりますようにと、祈りたい気分になる。