新米の味
お彼岸で義弟の家に立ち寄った。
義弟は
「ちょうど良いところに来た。新米が出来上がったので、帰りに持って帰って」
お米党の私は嬉しさで顔をくしゃくしゃにして礼をのべ、5㌔近くのできたばかりの新米をいただいて帰宅した。
早速、今朝は新米を炊きあげた。
新米の銘柄は山形の「艶姫」とかいうらしい。
九州ではあまり聞かない銘柄だ。
電気がまの中が沸騰して、ぐつぐつ音を立てながら、美味そうな香りをふりまく。
炊きあがったご飯をほぐして、ひとかけら手のひらに乗せる。
熱さを我慢しながら、口に運ぶと美味しい新米の香りが口中に充満してなんともいえない。
数回噛んで見ると甘さが広がる。
これならおかずはいらない感じだ。
ご飯の味を確かめたいので、毎日食べる卵かけご飯はやめにした。
みそ汁と梅干し、それにご飯だけというシンプルな朝食であったが、数か月ぶりの美味い朝ごはんであった。
新米万歳!