軍師・官兵衛の視聴率アップを喜ぶ

 黒田官兵衛の認知度からなのか、今回の大河ドラマの人気は私の期待通りには進まず、今一であった。
 
 私は、日曜日の夜、TVを見る機会が少なくて、毎週のように録画予約したものを、後日ゆっくりと鑑賞する。
 
 第29回の「天下の秘策」は、見ごたえのある演出で大いに楽しめた。
 
 これが見どころになった、29回目のシーンの数々。
 
 とくに、毛利の曲者坊主「安国寺恵ケイ」との息がつまりそうな駆け引き。
 
 お互いの腹の内を読み取ろうとする二人の表情。
 
 毛利家の補佐役、小早川隆景に会い直談判する官兵衛。
 
 みている私もつい息を飲んで、ドラマの中へ心を没入させた。
 
 主役の岡田准一の演技も見事だ。
 
 この29回目の出来栄えのせいでは無かろうが、視聴率が19%を超えたとか。
 
 このドラマを通じて、 少しずつ黒田官兵衛が多くの人々に親しまれて行けば、こんな嬉しいことはない。