少しだけホッとする

 先日来のニュースで、対馬北方の260万平方メートルに及ぶ森林が売りに出されたとかを知った。
 
 この森は、絶滅危惧種ツシマヤマネコの生息する貴重な森である。
 
 市が購入を希望したが、金額的に折り合いがつかず、競売の形で入札するとの話も出ていた。
 
 それに関心を示したのが韓国だ。
 
 最近になり韓国では、対馬はもともと韓国領だ。とか、1000年前は韓国だったところだからこの際取り返すべきだなど、わずか100キロしか離れていない対馬に異常な関心を示している。
 
 この国は、対馬の寺から韓国人により盗み出された仏像の日本への返還を裁判所が認めなかったり、本来は中立的立場で発言しなければならない国連の事務総長(韓国人)が平気で、日本の歴史認識を批判したりの、国際ルール無視のむちゃくちゃな国である。
 
 人口わずか3万人の対馬に、韓国人が観光の名目で大挙押し寄せ、土地やホテルなどをかなり購入しているらしい。
 
 韓国では公然と対馬を韓国のものにしょうとのスローガンや看板が目につくとか。
 
 私は、韓国人にこの森が落札されたら、えらいことになると、心配していた。
 
 今日のニュースでは、市と持ち主の間で話し合いがついたらしく、ヤマネコの森はなんとか守られることになったようだ。
 
 韓国も、中国も少しずつ日本の領土を削り取りながら、支配の範囲を広げようとの魂胆がありありだ。
 
 それに対して、我々同胞の領土意識の希薄なこと。政財界のお偉方を筆頭に、国民の大多数は経済発展、所得アップに最大の関心をはらい、領土とか国土防衛の意識がまるで伝わってこない。
 
 中韓ともに、日本に対して無茶をしても反撃してこないことは判っているから、我が国に対してはやりたい放題だ。
 
 日本人の中にも、「竹島は韓国に差し上げたら」なんて、支離滅裂なことを発言する輩も存在する。
 
 我々の次の世代、さらにその次の世代へと、国土を守りながら受け継いでもらうのは、私たちの大きな責任のはずだ。
 
 対馬のことは、とりあえず危機は回避できたと思われるが、今後も領土の問題は日本のあちこちでおこるだろう。
 
 日本人全体で考えたい問題だ。