スズメバチ

 8月13日のお盆の日、友人から電話が入った。
 
 高原に所有している杉山にツリーハウスを家族の協力だけで作った友人。
 
 お盆の休みを利用して、子どもの友達数名を連れて出かけたらしい。
 
 子どもが車を降りて、歓声をあげながらツリーハウスに近寄った。
 
 今年は所用が重なり、数カ月訪れなかった、その間にスズメバチが巣を作りわが世の春?を謳歌していた。そこへツリーハウスのオーナーと子どもたちがやってきたことに驚いたのか、スズメバチどもは一斉に人間を攻撃。
 
 それからは、ハチに刺されたご本人と子どもたちを町の診療所へ連れて行くやら、手当てを受けるやらでひと騒動あったらしい。
 
 今年は、晩秋のスズメバチの活動が終わるまで、ツリーハウスには近づけないと、友人はこぼしていた。
 
 まあ、最悪の事態は免れてほっとしたであろうが、夏から秋にかけての山は怖い。
 
 先週は私の家の隣、玄関のそばでスズメバチが数匹飛んでいる。良く観ているとそれぞれ同じ方向へ飛んでいく。なんと、玄関のよこの軒下に巣を作り盛んに出入りしている。
 
 後から来たその家の住人に教えてあげると、「ああ、知っています。町の駆除業者に連絡したら、晩秋になり気温が10度以下になれば、どこかへ姿を消すからその時巣を落としなさいとのこと。
 
 なんとも、のんびりした話だ。
 
 さて、今日は、雨上がりの我が家の周りを点検していたら、塀がわりに植えこんでいる貝塚イブキのなかからスズメバチが出てきた。
 
 恐る恐る近づくと、直径15センチほどの球形の巣を作っているのが見つかった。
 
おそらく、コスズメバチという種類であろう。
 
 あまり近づくと襲ってくるので、そっと巣から遠ざかった。
 
 これも、気温が下がるまでそっと刺激しないように見守るしかない。
 
 業者は忙しいのか、しんどいのか、すぐには来てくれそうにない。
 
 スズメバチの一番危険な時期は9月ごろらしい。しばらく刺されないように気をつけての生活を強いられそうだ。
 
 それにしても、今年はスズメバチの話題が多い。これも日照り続きの猛暑が影響しているのかなあ。