もう、待ったなしのはずなのに・・・

 一票の格差問題、殆んどが違憲或いは違憲状態との判断が、審議された高裁で下された。
 
 民主党政権時、自公民の3党合意で、0増5減などが決まったはずなのに、衆院選までは到底時間が足りないとか何とかいって先送り。
 
 司法をなめているのかと、選挙は無効だとの判決もたくさん示された。
 
 それに対して政界の反応はどうだろう。
 
 日ごろ、すぐにでも実行に移そうと大見得を切っている政治家の先生方。こと、選挙が絡むとたちまち歯切れが悪くなる。
 
 TPPの問題もそうだ。
 
 日本の農業を守ろうとか、食料自給率をこれ以上悪化させてはならないとか、おっしゃることはとても良いのだが、私には農村をバックにした議員さんたちの農家の一票が欲しいあまりの大合唱にしか聴こえない。
 
 思い切った定数の削減などを実施して、早いこと違憲状態を是正して欲しい。
 
 0増5減などは実行しても、人口の移動が続くかぎりすぐさま違憲状態を創り出してしまう。
 
 法律を作る大本の先生方が、司法の判断を無視して法律にふれる状態をそのままにしておいて良いはずは無い。