ビブリア古書堂に刺激を受けて
月曜日の9時にフジTV系でオンエアされている「ビブリア古書堂の事件手帖」というドラマにときどきチャンネルを合わせる。
古書にまつわる私の知らないネタが盛りだくさんで、けっこう面白い。
中には原作と違うとか、いろんな意見があるようだが私は原作を読んでいないので、比較しようが無い。
先々週だったか、藤子不二夫が”アシヅカ不二夫”と名乗っていたころに画いた「ユートピア」という漫画を題材にしたものを観た。
この中で、古書堂の女主人が語ったセリフで気になったのがあった。それは
「手塚治虫の作品などは、1960年代には少年雑誌のフロクとしてたくさん作られたが、価値のないものとしてゴミとして捨てられた。今、残っておればけっこう値段がつく」というような意味のセリフだったように記憶している。
まてよ?私は1950年代のものを何冊か持っていたぞ。まだ捨ててはいない筈だ。
それから、家捜しを始めついに漫画の本を詰めたダンボールを発見。
漫画の古本の売買で有名な店を探して50冊ほど持ち込んだ。
うまくいけばかなりの値段がつくかもと、皮算用をしながら査定を受けた。
ところが、保存状態が悪くて、評価は散々。
まあ、大手の古本を買い取るブック○○などなら、1円の価値も認めてくれない茶色に変色したボロボロの漫画だけにあきらめもつく。
目玉が飛び出るほどの高額な古本なんて、ドラマの世界の出来事だと思い知った一日であった。