八重の桜、その後

 今日の「八重の桜」は、元治元年の夏、8月18日の変での攻防が放映された。
 
 このドラマの主題は、幕末から明治にかけて生きた会津の女性「山本八重」の生涯なので、どうしても幕末を揺るがした大事件なども、あっさりとした演出で取り扱われる。
 
 ”七卿落ち”という時代を変える契機となった大事件も例外ではない。
 
 この時代の歴史に大いに興味をそそられる私にとっては、すこし物足りなく”七卿落ち”などが扱われていたが仕方がないこと。
 
 後半、会津での藩主の妹の照姫のお相手役に誰が選ばれるかで、ドラマは推移したが、本命と思われた「山本八重」は選ばれないという筋立てで終わった。
 
 会津の女性の優しさ、勇敢さ、一途さを主演の綾瀬はるかは、とてもよく演じきっていたなと、前半の大事件の取り扱いのあっさりさに対する想いを帖消ししてくれた。
 
 とくに美人でもない綾瀬はるかという女優、表情に優しさや芯の強さがごく自然にかもし出され、それが大きな魅力になっているのかな。