川内優輝というランナー

 別大マラソンを観た。このところ外国人ばかりが優勝していると、記憶していたが今回は日本人二人が名勝負を展開し、公務員ランナーの川内選手が見事に大会新記録で栄冠を勝ち取ることが出来た。
 
 聞くところによると、この大会は世界陸上選手権の選考レースだったらしい。
 
 普通マラソン選手は、必ず何処かの実業団のチームに属し、名コーチと呼ばれる人が指導に当たる。
 
 最近、SB食品が陸上部を廃部し、DeNAがそっくりそのチームを引き継いだ。
 
 監督の瀬古さんも移籍して、6名のチームで出発。駅伝などの関係から最低7名の選手の所属が必要だとか。
 それで瀬古さんは、川内選手に「私のチームに来ないかと」オファしたらしいが、川内選手は「僕には指導者は必要ありません」と断った。
 
 それで、最近は山口の宇部ラソン、エジプトルクソールのマラソン、そして今日の別大マラソン、すべて優勝。
 
 チームを作って健康管理し、スケジュールを綿密に調整して本番に望む実業団や陸連の関係者はどんな顔をして、川内選手の優勝インタビューを聞いたのだろう。