外国人医療費は、政府の責任で早急に是正すべきだ!


 今朝の産経
 [政界徒然草] 穴だらけの外国人医療費、野党は真逆主張

 というタイトルで以下のような記事が掲載された。長いので始めの方だけ引用させていただくのだが、我々の先人が長い年月をかけて築いてきた世界に誇る「健康保険制度」が、外国人たちの乱雑な利用、不正がまかり通る使用などで崩壊の危険水域に近付いていると私は見ている。

 こんなことが許されて良いのか、多くの人々に考えていただきたいものだ。

   引用開始

 外国人労働者の受け入れ拡大に向けた改正出入国管理法が8日成立した。専門家が日本人への「逆差別」と表現するほど外国人に手厚く、不正も難しくない公的医療保険制度の議論は尽くされなかった。

 与党は「穴」をふさぐ対策を政府に求めるが、「共生」をうたう主要野党(立憲民主や国民民主など)は逆に対策を批判している。医療費が無尽蔵に膨らむ可能性をはらんだまま、新制度がスタートすることになりかねない。

 外国人医療費に関する与野党の姿勢に違いが鮮明になったのは、11月14日の衆院厚生労働委員会だ。

 自民党小林鷹之元防衛政務官は「政府が保険適用の厳格化、とりわけ、健康保険法改正案を次期国会に提出するというのは一歩前進だ。もともとあまりにも緩い制度だったことは事実だ」と指摘した。

 根本匠厚生労働相は「在留外国人の増加が見込まれるなかで、公的医療保険の信頼確保のために適切な利用を確保することは重要だ」と厳格化の意義を強調した。

 一方で、立憲民主党尾辻かな子氏は「いかに管理していくかに重点があり、いかに外国人の方々と共に生きていくのか、支援していくのかという視点が欠けている」と述べ手厚い制度が必要だとの認識を示した。

 外国人医療費については
(1) 健康保険証の仲間内での使い回し
(2) 保険制度加入直後でも、高額なガン治療なども日本国民と同等に保険診療が可能。
(3) 海外に残す家族の医療費も保険診療が可能ー
 などの問題点が指摘されている。

 保険証は写真添付が無く、自分で現住所を書き込めるものもあり、失踪者が仲間内で「使い回し」をすることも想定される。(想定ではなく現に起きている)

 平成26年に神戸市で、不法滞在のアジア人女性が妹の国民健康保険証を使い、2年以上にわたり総額1000万円以上のHIVエイズ)治療を受けたことが発覚したこともある。

     引用ここまで

 問題も大きくて重要なのだが、長いので私の体力では途中までの引用となった。
ただ、こうした現実があるのに、主要野党の議員どもはそれには全く触れずに、年間どのくらいが失踪或いは行方不明になり、3年間で何人が死んだなどと、入管法改正案を政府を攻める道具に使っている。

 記事の冒頭に、…公的医療保険制度の議論は尽くされなかった。と書かれているが、法案成立を急ぐ与党と政府は意識的にこの問題の議論を避けたのであろう。

 だが、外国人労働者を受け入れるにあたっては、この制度の運用の厳格化は避けては通れないはずだ。

 「穴だらけ」と揶揄されるこの法案。これが国会という公の場で議論され決まった以上は、穴だらけにならないような運用の厳格化は絶対に必要だ。

 外国人の不正を許したまま運用が続けられれば、わが国の医療保険制度はたちまち崩壊の危機に直面する。

 保険証に写真の添付、などはすぐに行える改革のはずだ。
立民の尾辻議員のように、共に生きていくか、支援をしていくかなどのきれいごとは誰でも言える。

 問題は、この世界に誇る保険制度をいかに問題無く継続しさらに良いものにしていくかだ。
 それを一部の外国人たちの不正使用を許したままで、受け入れ発信だけを先走ると、真面目に支え続けている日本人だけがバカを見ることになる。

 政府は与党と協力して早急に、制度の”穴ふさぎ”を進めて欲しいと思う。