日中議連、日韓議連、日朝議連の人々と国益


 日朝議連、日朝首脳会談の早期実現求める決議準備
                         自民幹部は提出認めず

 これは、今朝の産経ニュースに掲載された記事のタイトルである。
少しだけ、この記事を引用することにしょう。

 超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」(衛藤征士郎会長=自民)が、日朝首脳会談の早期実現などを求める国会決議の準備を進めていることが11日、分かった。

 自民党幹部らは、北朝鮮に誤ったメッセージを送ることになりかねないとして決議案の今国会提出を認めない方針だ。

 決議案の案文は2種類あるらしい。
一つは、日朝平壌宣言を「日朝両国にとって、国交正常化の規範」と明記し、拉致、核、ミサイル問題の包括的解決のため「我々は政府に対し、速やかに日朝首脳の直接対話を要望する」と訴えている。

 もう一つは「日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、国交正常化を目指すべきだ」とし、同様に日朝首脳による速やかな直接対話を求めている。

 ここまでは、この記事の一部を引用したものだが、米朝首脳会談の推移を見れば分かる通り、北朝鮮から伝わってくることは、一刻も早い経済制裁の解除、それに伴う経済支援などの一方的な要求だ。

 その見返りに、いつまでに、どのくらいの核兵器の処分を行うとか、ミサイルの破壊をいつまでにいくら行う。などの、約束は一切示さない。

 こうした状況で、日朝議連が速やかに日朝首脳会談を開けだとか、不幸な過去を清算とか口にする議連の議員たちは、わが国の国益をどのように考えているのか。

 私は、先ず拉致被害者を無傷で全員、速やかに帰す。その結果によって、首脳同士の話し合いを持てばよい。ただし、朝鮮総連、在日の問題(日本国としては、一切の援助はしない)、パチンコ業界と議員たちの癒着なども、ぜひ、話の中身として入れること。

 基本的には、北朝鮮へ大きな譲歩をして、国交正常化を進めることには大反対だ。
 この日朝議連の議員たちは、もしかすると、正常化を進めることで何らかの個人的メリットにありつけると考えているのではないかとさえ思えてくる。

 このことには、日中議連、日韓議連についても似たり寄ったりのことが言えそうだ。
私には証拠が出せないので、どこかの政党のように、決めつけることはできない。しかし、日本国民が汗水流して治めた税金を、こんな、礼儀作法も分からない国々の支援のために使うことには賛成はできない。

 この記事の最後には、私の大嫌いな、元外務省国際情報局長の孫崎亨が、日朝議連が11日、国会内で開いた総会に講師として招かれ、拉致問題解決のためにも日朝国交正常化交渉を優先すべきだとの考え方を示したと記述されている。

 拉致被害者のご家族は、当然一日も早い被害者の生還を待ち望んでいる。だが、一方的に拉致誘拐を行った北朝鮮に、被害国の日本が譲歩してまで問題解決を望んではいない。と、何かで聞いたことがある。

 孫崎のような、国賊はそのことをどう考えているのか。