旧社会党は、ゾンビの如く…

 民主党の長妻代表代行は、14日に放映されたフジTVの「新報道2001」で
 
同議員が 12日に衆院厚生労働委員会の渡邊博道委員長(自民)の入室を実力行使で阻止し、議事を妨害したことに関し
「数の力でほとんど議論なしに採決するときに、野党がお行儀よく座り『不十分だが、いいか』と見過ごし、法律をドンドン通すことが国益にかなうのか」
と述べ、暴力による妨害を正当化した。
 
 同番組では、12日の厚生労働委員会の前に、民主党が作成したメモを紹介した。
メモには「委員長に飛びかかるのは公労委メンバーのみ」
との記載があり、暴力による妨害を指示していた。
 
民主党議員は、審議が始まった後も、委員室内で着席せずにヤジを飛ばし、同党の質問時間になっても質問を拒否。
 渡邊委員長が派遣法改正案の審議の終了を宣言すると、委員長付近で議事進行を妨害した。
                (産経新聞より引用)
 
 
 何のことはない。
私は、国会に昔の姿が甦っただけの印象を受け、民主党と看板を新しくしたけど、今国会で本性を現したなと。
 つまり、昔の旧社会党が甦った。そこには、その正体を上手くオブラートでくるんで大衆をごまかしてきた、対案も何も持てずにただ反対を大合唱する社会党の姿があっただけだ。
 
 民主党は真ん中あたりから極左まで、幅広い考えの人々が野合して公党を組織したものであるから、旧社会党が甦ったとしても違和感は感じない。
 
 しかし、社会党の在り方は国民から愛想を尽かされて空中分解して果てたはずだ。
60年や70年の安保闘争の時代とは違うのである。
 
 ところがここにきて、一部を除いて現憲法を聖書の如く崇めてきた連中が主導権を握るが、国を守るためのノウハウがこの党には無い。
 
 自分たちの主張を通すためには、暴力の力を借りることもいとわないというのであれば、また、国民の気持ちは離れて行くのではないか。
 
 民主党はもう一度政権に復帰したいという、政党なら当然持つと思われる野心を持っているようだが、社会党は国民の支持を集められなくて無くなった。その残骸である社民党は今では風前のともしび状態。
 
 民主党が国民の支持を集め、国民から自民に代わることができる政党として存在感を高めるためには、現実を見据えて主張に説得力を持つ党に生まれ変わらなければダメであろう。
 そのためには、党内で大きく意見が違う者たちが一つの政党に所属している異常事態から脱皮する必要がある。
 
 そのあたりの決断ができないのであれば、この党の未来に明るい光は差し込まないと思う。