AKB総選挙
昨夜、家内はTVの前でアイドルが、次々にインタビューに答える画面を見て、感想を述べていた。
「いつまでも何を観ているのだ」と、聞いたら今年は「さしこ」が一位になるかどうかを観ている。
「お前は指原のファンなのか?」
「別に、ファンではないけど気になってね」
やはり、大分県出身ということで、気にしているのだなと、合点して私は風呂へと姿を消した。
今は日本で一番有名なアイドルグループにあって、この人の名を知らない人は数少ないだろう。
アイドルには無縁の私のような者でも、どんな活躍をしているかぐらいは知っている。
とくに可愛らしいとか、思わず振り返るような美人ではない。
加えて、言動などもいわゆる良い子ぶったところは無くて、むしろ、自虐ネタでファンを引き付けている。
これは、彼女が自分というものを知っていての言動であろう。
それには、彼女の幼いころからの、いじめられた経験、登校拒否、両親がそれを温かく見守ってくれたなどの、人生経験を通しての歴史が感じられる。
そういえば、「安部まお」や「ななみ」などの大分出身のシンガーなどにも、共通する過去がだぶってくる。
みんなあるとき何らかのきっかけをつかんで立ち上がり、一つの目標にまい進した結果が、今日の自分を作り出しているのかもしれない。
このことは、全国のあちこちで悩み苦しんでいる同世代の若者に、勇気を与えるのではとおもうのだが。
日本を貶めてまわるご老人は早々に退場いただいて、明るいニュースでの有名人が増えると、地方創生にも貢献してもらえそうだ。