笑顔が素晴らしい

 8日の朝は、2020年のオリンピックが東京で開催されることが決まり、興奮しまくりであった。
 
 少しずつ興奮が冷めて、冷静になると、汚染水は本当に遮断できるのか、開催の日程が7月24日から8月9日までで、日本で一番暑いとき。今年のような暑さに見舞われたらどうするのだろうかなど、心配事が頭をよぎる。
 
 それでも、アジアで2度目の東京での開催は、快挙である。私の住む町から東京は遠いけど、今から7年かけてオリンピック貯金でもしようかなあ。
 
 そして、私の心配を吹き飛ばしたのが、TVを通じて紹介された各プレゼンテーターの素晴らしさ。
 
 とくに、佐藤真海さんのプレゼンテーションは、私の胸を熱く打った。
 
 身体のアクシデント、東北大震災など不幸な出来事を乗り越えて、IOC委員に訴えたあの笑顔。
 素晴らしいの一言に尽きる 。
 
 TVが彼女のスピーチを流すバックに、彼女が空中を飛ぶ姿が映し出される。
 
 ほんとにこの写真の人は、素敵なプレゼンをしている人と同一人物なのか?
 
 写真の彼女のスポーツウーマンとしての、真剣な表情。
 
 しゃべっている時の、明るい笑顔。 
 
 間違いなく、どちらも同一人物なのだ。話の内容の素晴らしさもあるが、あの国際的な大舞台で物おじせずにしゃべる笑顔の内側には、今まで人には推し量ることのできない悲しみや苦しみがあったであろう。
 
 今、わが国ではこのような素晴らしい人々が、あちこちで育ちつつあるのだと思う。
 
 最近あまり良くない話題の方が多かった気がするが、これを転機に明るい話題が多い世の中になることを期待したいなあ。