頭にきた

 夕方のニュースで、復興庁のM参事官のつぶやきが問題になっている。
 
 つぶやきの内容もひどいものだし、国民を見下した不遜な態度がTVを通して目にあまった。
 
 全部とは言わないが、キャリア官僚の正体の一面を見た想いだ。
 
 被災者を前にして、質問を受けているシーンからは、椅子にふんぞり返りマイク片手に答えているシーンが映し出された。
 
 この男、今の仕事の前は、船橋市の副市長をやっていたらしいのだが、船橋市民の方々は居なくなって大そう喜んでいるのでは?
 
 被災地の首長のどなたかが、公務員というのは国や国民のために仕事をするべきで、あなたにはその想いが無いのですか。と、いうような意見を本人を前にして述べていたが、集まった被災者からこの瞬間、拍手が沸き起こった。
 
 今、我々が一日も早く被災地の復興が進んでほしいと、文句も言わず税負担をしている復興税。
 これが、復興とは無関係のユルキャラや竹林整備などに使われ問題になっている。
 
 これも元をたどれば、官僚たちの自分の省庁への予算を例年通り獲得するためのごり押しの結果だといえる。
 
 世間は、キャリア官僚の優秀さを理由に、彼らが居ないと国、行政、などのシステムがたちまち行き詰まると、期待をかける。
 
 私もそのことは否定はしない。
 
 しかし、キャリアであろうとなかろうと、公務員というのは公僕なのだ。
 
 国民に奉仕するという気持ちや姿勢を持ち続け、自らの職責を全うすべきだ。
 
 この、Mという参事官、こんなのに支払う給与の税負担を喜んでする気にはなれない。