関東の冬晴れ

 久しぶりに、年末年始は関東へ出かけて、1週間を過ごした。
 
 雨や曇りの日もあったが、晴れの日が多くてしかも暖かく過ごせた。
 
 ここ数年、雨や曇り、昨年などは雪の正月を迎えたものだったが、東京はどうしてこんなに冬晴れの日が多いのだろう。
 
 私の住む九州は、南の国というイメージで、温かそうだけど北部九州は大陸からの北東季節風が吹き荒れ、ちっとも温かくない。
 
 初日の出なんか、もう、5年くらいは拝んでいない。今年は何年ぶりかの初日の出に遭遇でき、何か良いことがありそうな気分になったものだ。
 
 羽田発、17時ごろのジェットで帰ってきたが、空港から私の家までは一山越え無くては帰れない。夜の7時過ぎ空港の外に降り立つと、羽田とはまるで違う厳しい冷気に身体が包まれた。
 
 そのまま、車を運転して家路を急ぐ。山の中の峠を目指して進んでゆくと、道の両側に白いものが帯状に続いている。
 
 減速して、目をやると、雪が積もった状態で先まで伸びている。
 
 峠の下りは、樹木が生い茂り日当たりの悪いところ。早めに減速してカーブに入る。路面は中央まで溶けきらない雪に覆われ、ブレーキを踏むと車は横に滑る。
 
 後続車も思い切りスピードを緩め、私の後からついてくる。
 
 なんとか、難所を通過でき、無事帰宅することが出来た。
 
 それにしても、冬の季節は東京の冬晴れが羨ましい。