健全野党の出現はいつに?


 立憲民主党が明日30日、初の党大会を東京都内で開くそうだ。
1年前旧民進党が、発足したての”小池希望の党”への合流を党大会で決定。このとき立憲の枝野代表は、参加を躊躇し、近づく衆院選には無所属で立候補することを模索していた。

 ところが、小池知事の希望の党への参加条件に対して、マスコミが騒ぎだし民進党から雪崩現象が起きていた合流ざたの雲行きがおかしくなった。

 枝野代表は、立憲民主党を立ち上げ、希望の党からはじき出された者や希望の党に疑問を抱いていた者が、”枝野立憲”へ飛びつくように参加を決めた。

 初めは、意気揚々と船出したかに見えたこの党も、ここへきて支持率がじり貧どころかひとケタまで下がっている。

 自民党にどうしても違和感をもつ有権者は、初めはこぞって立憲を支持したのだろう。一時ではあるが、支持率が15%を超えた時期もあった。だが、野党第1党なりの与党に対する正攻法の対応が出来ずに、モリカケばかりで政府や自民党を攻める。そのような将来に希望が持てそうにない立嫌の主張に、この支持者たちも愛想を尽かしたのか。

 政権にとって代わる力を蓄えるためには、非難だけでなく建設的な代替案を良識ある支持者は期待する。18連休で手詰まり感を示し、モリカケでは非難ばかりで辻元政調会長の関西ナマコンとの癒着などには、何ら弁明もできない。

こうしたこの党の限界をいち早く見抜いた支持者は、昔の社会党と本質は変わっていないと、静かに支持する姿勢を変えて”支持政党なし”へと舵を切り替えたのではないか。

 私はこれまで何度も書いたが、日本の将来のためには建設的な2大政党体制が必要だと思う。
 密かに、いつでも自民党に代わることのできる野党の出現を待っているのだが、どうやらそれはすぐにはかなわぬ夢になりそうだ。